本当に意味のあるサポート&レジスタンス
チャートに見栄えがよいだけの線ではなく、参加者が実際に防衛する水準の引き方。
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個人投資家のチャートの大半は、予測価値のない水平線で覆われている。理由は単純で、チャートに引かれた線はただの線だからだ。重要なのは、現実の参加者がそれを防衛するか攻撃するかである。水準を読むスキルとは、意味を持つ少数を、意味を持たない多数からふるい分ける能力にほかならない。
水準とは、板が歴史的に集積してきた価格——逆指値、指値、market-on-touchトリガー、オプションの行使価格、ディーラーのヘッジ境界——である。最も信頼性の高い水平水準は、(1) 同等もしくは上位の時間枠でのスイング高値・安値、(2) 埋まっていないギャップの端、(3) 過去の取引日のセッション高安、(4) ドルベースの大台や史上最高値からの%基準のキリ番、(5) 期近のオプション行使価格付近(ディーラーのガンマが集中する箇所)から得られる。
水準の強度は、ブレイクされない状態でテストされた回数に応じて単調に増し、おおよそ4回まで続く。4回目以降のタッチは逆に水準を弱める。各テストは滞留オーダーの一部を消費し、5〜6回目までにクラスターは枯渇する。「3回目のタッチでブレイク」というパターンが頻出する理由の一つは、3〜4回目時点で水準は構造的に既に弱く、もう一押しで残量が消費されて価格が走るからだ。
水準上の出来高は二つ目のフィルターである。高出来高でテストされて持ちこたえる水準は、薄い出来高でテストされる水準より強い。高出来高で割れる水準は、午前9時のとろい板で割れる水準より決定的だ。テスト時の出来高と、その水準を最初に作った時点のバーの出来高を併せて考えること。両方が高ければ、水準は構造的に重要である。
斜めの水準(トレンドライン)は、現代の流動性ある市場では水平水準より弱い。アルゴ参加者は水平水準を厳密に再現できる一方、トレンドラインは引き手次第で変わるためだ。トレンド中は依然として有効だが、その役割は「予測水準」というより「トレンド追随フィルター」に近い。
実用的なワークフローとしては、日足で直近3〜5本のスイング、直近の埋まっていないギャップ2つ、前週の高値・安値を引く。それ以外はノイズだ。価格が接近した時点で各水準を実際の板状況と照合する。テスト時に出来高は増えるか、bid-askスプレッドは縮むか、バーは胴体ではなくヒゲを残すか。実際に防衛されている水準は、現実に防衛挙動を示す。
失敗した水準もまた有用である。決定的に割れた水準は、しばしば反転して機能する——割れたサポートはレジスタンスに、割れたレジスタンスはサポートに変わる——少なくとも一度の完全なリテストの間は。トレード計画は「水準が割れたらどうするか」のシナリオを必ず含み、ブレイクが戦略上のトレード当たりリスクを超えないようサイズすべきだ。
参考文献・関連資料
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Drogo Research — クオンツ編集部
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